エクスペリエンスの"心霊ホラー"シリーズ2作目

「死印」に続く和風心霊ホラーである本作、「NG」。 前作については以前感想を書いていますので、こちらも合わせて読んでいただければと思います。

前作「死印」の感想記事 はこちら。

さて、前作では自身の死から逃れるために、都市伝説的な心霊現象”怪異”を相手に奮闘することになりました。 今回はどのような作品となっているのでしょうか。

※ネタバレを含むのでご注意ください

前作ベースの正統的な続編

基本的なシナリオ構成やシステムは前作を踏襲しており、前作をプレイ済みであれば違和感やストレスなく進行することができます。

各章の攻略結果にはGOOD/BADがあり、BADルートだと(シナリオは進むものの)悲劇的な結末が訪れる、というのも前作同様です。

ボリューム感としても前作と同じ程度で遊べますし、美術や音楽もホラーゲームとしては一級品。 最後まで楽しくプレイできました。和風ホラー、やはり素晴らしいですね。

ここからは、少し細かく各種感想を。

「NG」感想

世界観設定とシナリオ

シナリオの構成は前作と同じで、とある怪異に巻き込まれた主人公が自分の生死を掛けて怪異に立ち向かう……という流れ。 この辺りは導入から理解しやすく、人間関係も複雑でないので、素直にシナリオへ没入できます。

世界設定は前作と地続きで、直接的な描写はないものの前作の騒動やキャラクターについても触れられています。

各章の怪異は独立しているようで、後半は関連しているものもあり、ストーリー的にも面白い。多少ご都合主義的な感じがしなくもないですが。

「怪異は悲劇の結果であり、満足させることで解決できる」という点は前作を踏襲。とはいえ、結構ヒントが少ない(理不尽)な選択肢もあるのでちょっと厄介です。 ホラーゲームなのでそのあたりは御愛嬌でしょうか。

各章の登場キャラクターたち

前作同様、今回も個性的な面々が怪異に立ち向かう手伝いをしてくれます。 シナリオ構成上、前作よりも仲間っぽさを感じるのは良いですね。パートナー感は前作の真下が一番ですけど。

次回作への布石のようなお話もちらほらありましたし、前作キャラとの共闘も見たいですね。バッドエンドにおけるロゼの謎もありますし。

気になった点

全体的に大満足でしたが、プレイしていて気になった点も挙げておこうかと思います。

  • キャラ設定がさすがに突飛、描写とあまり合っていない。バキみたいな設定の主人公、度が過ぎるヤクザな親友、売れっ子感のない売れっ子アイドル……。
  • 肝心の「NG」の意味……。「NG」自体に意味もないし。
  • 周回プレイが手間。別エンディングやスチル回収しようにも中々時間がかかる。

まとめ

さて、期待の3作目は果たしてどのような作品になるのでしょう。 3作目は「シビトマギレ」改め「死嚙(シニガミ)」とのタイトルですが、詳細はまだ不明。

公開されていたティザーを見る限りでは「トワイライトシンドローム」的なゲーム画面にも見えました。 2022年に発売予定とのことですので、楽しみにしていようかと思います。