舞台は山、トラウトへ!

熊本舞台のJK釣り漫画「放課後ていぼう日誌」。前回で夏休みの合宿を終えました。

今回のメインとなるのは、なんと川釣り。慣れ親しんだ海を離れ、一行は山の奥へと向かいます。

合宿を終えて

五島列島の合宿を終えても、まだまだ夏休みは続きます。ていぼう部の面々は部費を稼ぐためバイト三昧。世知辛いですねぇ。

なんだかんだ陽渚も慣れてきたようで、バイトにも釣りにも意気込みは十分。ほんと、この数か月で見違えるほど成長したようです。

エリアトラウトへ

今回は大野先輩の希望により、山奥の管理釣り場(エリアトラウト)へ向かいます。普段は海釣りがメインなので新鮮な感じ。

最初は苦戦した陽渚ですが、(珍しく)黒岩部長のアドバイスにより徐々に基本を習得。海には海の、川には川の良さがありますね。

©小坂泰之/秋田書店

それにしても川魚の塩焼き、本当に美味しそう。その場で食べることができる、というのは素晴らしい。

さやか先生をねぎらう会

陽渚が企画した「さやか先生をねぎらう会」。結局はいつも通り、釣った魚を料理することになりました。

よくよく考えてみれば、合宿でもエリアトラウトでもさやかちゃんは大活躍。半分趣味とはいえ、顧問の仕事を超越して頑張ってくれていました。 こういうこと、学生だと気づきにくいですよね。陽渚さん、とってもえらい。

©小坂泰之/秋田書店

ちなみに釣り上げたスズメダイですが、鯛とはまったく別の種類なんだとか。

11巻のポイント

阿蘇の景観

エリアトラウトは大炒(大分)ということで、芦北からの移動は亜蘇(阿蘇)を抜けていくことになります。

途中で一行が立ち寄ったのは「阿蘇ジオパーク」。雄大な阿蘇の景色を一望できるスポットで、夏海の言うようにソフトクリームも売っています。

©小坂泰之/秋田書店

そういえば本作において、熊本県内でも芦北以外の場所が描かれるのは珍しいですね。せっかくなので色々なところにお出掛けしてほしいところです。

黒岩部長の謎

今までうっすらと語られていた黒岩部長の家族について、今回ようやく少し触れられました。やっぱり家族は遠洋漁業に出ているんですね。

父・兄が到着したケープタウンは、アフリカ大陸の南端に位置する都市。ずいぶん遠いところまで行くんだなぁ。ケープタウンは世界的にも有名な漁場で、日本からもマグロ漁で向かう漁師も多いのだとか。

黒岩部長、普段は立場上「お姉さん」であることが多いですが、実は妹なんですね。ゆらさんとのやり取りといい、色々な一面が見えてきてとても良き。

11巻の釣果

11巻の釣果は、エリアトラウトで釣ったニジマス、さやかちゃん感謝祭で使ったスズメダイ。また、さりげなく大野先輩が10巻のリベンジでコウイカを釣ってましたね。

まとめ

合宿・エリアトラウトを経て、夏休みを終えたていぼう部。2学期には果たしてどんな部活動が待っているのでしょうか。

そういえば、今回のエリアトラウトの舞台となった大分県・九重の釣り場は、少し前に閉店してしまったそうです。残念。