ゾンビランドサガと佐賀県

佐賀県が舞台のアニメ、ゾンサガ

熊本弁を紹介している本サイトとしては、同じ九州の同胞である佐賀県を舞台にした「ゾンビランドサガ」には着目しておりました。九州舞台のアニメ漫画ゲームって、そこまで多くはないですからね。

一度死んでゾンビとなった少女たちが佐賀を救うためアイドルとして活躍する「ゾンビランドサガ」。内容はもちろん、佐賀の観光地や佐賀弁も聞くことができるという非常に素晴らしいアニメとなっております。あ、佐賀弁と熊本弁の違いはまた記事にしたいと思います。

先日図らずも佐賀県へ行けたので、唐津市を中心とした「ゾンビランドサガ」舞台巡りをしてきました。その模様や回り方、感想などを書き連ねてみます。詳細なレポとかアニメとの比較とかは詳しいサイトさんが沢山あると思いますのでそちらをどうぞ。

方針検討

今回は初の佐賀県ということもありますので、メインの舞台を中心に周ることにします。マニアックな場所等はまたの機会に。

調べてみると、主な舞台は前述のとおり唐津市が中心のようです。その中でも虹ノ松原や唐津城は純粋な観光スポットでもありますので、まずはその辺りを巡ってみることにしました。

唐津への道中～虹の松原

いざ、唐津市へ

ということで、５月某日の晴れた早朝、佐賀県へと向かいました。今回は諸事情により、博多方面から車で向かいます。

時間に余裕があるので高速は使いませんでしたが、グーグル先生のお茶目な道案内により、やたら細い農道や謎の進路を強いられたりしました。結局２時間弱で到着しましたが、事前に道は調べておいた方が良いでしょう。当たり前か。

なお、道中（鹿家駅のあたり）では海沿いの道路を走ることとなり、晴れた朝の美しい唐津湾の景色を目にすることができました。この時点でテンション急上昇。そして早速写真は忘れた。

虹の松原

博多方面から来たため、まず最初に訪れたのは観光名所でもある虹の松原。日本三大松原のひとつであり、海沿いに約４．５ｋｍ、クロマツの林が続いています（wikipedia参照）。

アニメ本編には登場していませんが、１０話アイキャッチの「からつバーガー」は虹の松原内に実在しています。また、９話のチキンレースが行われた駐車場と１１話でさくらと幸太郎が見下ろしていた夜景は両方とも「鏡山」からの景色で、幸太郎のセリフにもあるように虹の松原の遠景が写っています。

さて、虹の松原は端から端まで、「松原線」という道路で通り抜けることができます。ということで、まずは松原線を抜けてみました。

晴天ということもあり、青空とクロマツの陰が相まって非常に美しい。松原線の通りには観光ポイントがいくつかあるようです。その中でも、唐津市方面（博多方面とは逆）の近くにある忠霊碑は、非常に大きく存在感がありました。

からつバーガー

１０話アイキャッチにも登場した「からつバーガー」。虹の松原内にある駐車スペースで販売しており、バスがそのまま調理場となっているユニークな店舗。リーズナブルな値段ながら非常に美味で、さらに晴天と自然に恵まれてとても良い朝食となりました。

また、レジには「ゾンビランドサガ聖地巡礼ガイド」という、今回の旅路にピッタリのチラシが無料配布しておりました。唐津市内をはじめとする聖地がまとめられていたため、この後の行程はこのチラシを片手に周りました。いやあ、素晴らしい。

鏡山へ

虹ノ松原近くの山頂を目指して

次に向かったのは、虹の松原や海岸沿いを見渡せる「鏡山」。前述の通り、９話のチキンレースや１１話の展望台の舞台です。実際は９話のように駐車場から景色が見えたりはしませんが。

鏡山へは、虹の松原中心付近の道路から山側へ出てすぐの山道を登ります。山道入口には、９話で見覚えのある鳥居がありました。頂上までは車で５～１０分程度。自転車で登ったサキちゃんは凄いなぁ。さくらは……夜の鏡山をどうやって登ったんでしょうね。

鏡山の山頂は池や花、芝生や休憩所など、ゆったりした雰囲気で落ち着ける場所でした。この辺りがアニメに出なかったのは残念。池には大きな鯉が泳いでいたりと、自然の恵みが実感できました。蜂は怖かったですけど。

また、日本三大悲恋物語のひとつが語られているんだとか。あまり詳しくはないですが、そのようなお話ももしかすると２期とかで絡んできたり……しませんかね。

展望台

「ゾンビランドサガ」として分かりやすいのは、やはり虹の松原を見下ろす展望台でしょうか。さくらと幸太郎が会話していたシーンですね。実際の展望台にも「ゾンビランドサガ」の写真が貼ってありました。そういえば他の場所でもそうでしたが、ゾンサガ需要は相当高いらしく、唐津内のいたるところでゾンサガのチラシを見かけました。

晴天も相まって、素晴らしい眺め。虹の松原、その向こうの唐津湾を一望できます。虹の松原を観光した後に来ると、より一層良いかもしれません。

展望台の隅に貼ってあった聖地説明。このような気配り（広報）は、唐津市内で度々見かけました。

……次の記事へ続く。