第3回

ひたすらにギャルゲーの感想を書き連ねていく本企画、第3回目。

今回はシリーズものをまとめて、「トゥルー・ラブストーリー」、「トゥルーラブストーリー2」の感想です。

トゥルー・ラブストーリー

名作と名高いシリーズ1作目

1996年に発売されたプレイステーション用ギャルゲー『トゥルー・ラブストーリー』をプレイしてみました。

約25年前のギャルゲーになるので、最近のギャルゲーに慣れている人はキャラ絵やCGに古臭さを感じるかもしれません。 というか自分もうわぁふるぅーいと思いましたが、プレイしていくとその古臭さが逆にクセになってきました。

最初に主人公のパラメータを設定できます。頭脳明晰にしたりイケメンにしたりセンス抜群にしたり、自分好みの主人公にすることができます。

自分的にギャルゲーの主人公って全体的に平均より下のイメージなんですよね。なんで今回の主人公はセンスのみ最高値であとは最低値のダメダメ主人公にしてプレイしました。

舞台は高校で、主人公は2年生の学生。親の仕事の都合で1か月後に引っ越し、転校しなければならないと親から伝えられるところから話がスタートします。 家には妹がいて、妹は各女性キャラとの好感度を教えてくれます。この仕様、ギャルゲーにめっちゃ多い気がします。なんで妹が色々知ってるんでしょうね笑

転校するまでの1か月の学生生活を有意義に過ごすために、主人公は積極的に女の子と仲良くなります。

で、話しかけた女の子はだいたいみんな仲良くなってくれます。ちょろいもんです。というかこの主人公、コミュ力抜群に高いくせに彼女いないのが謎、まぁいたらゲームになりませんがね。

ヒロインの多さ、高いクオリティ

女の子は全部で9人出てきます。言い忘れてましたが、ゲーム開始時にプレイする季節を選べるようになってまして、季節で攻略できる女の子が一部変わります。 今回は南弥生ちゃんを落としにいきました。主人公の妹のクラスメートで親友。テニス部所属でおかっぱ頭の小柄な少女。可愛いんだこの子が。

ゲーム内容は学校内で色んな場所に行って、女の子とのイベントをこなして好感度を上げていくオーソドックスな学園ギャルゲーって感じです。個別イベントが最近のギャルゲーに比べたら少ないなと感じましたが、その分テンポがよくどんどん進めていけました。

放課後は仲良くなった女の子と一緒に帰れます。仲良くなっていない女の子は何回誘っても一緒に帰ってくれません。ひどいもんです。 個別イベントを2~3回見ると、一緒に帰れるようになります。帰宅中は女の子に色々質問したり、プレゼントしたりでき、それでその場の好感度が上下します。

一定の好感度を超えると週末デートに誘うことができるんですが、何の話をすれば好感度が上がるかよくわからず、好感度を上げるのが割とシビアでなかなか弥生ちゃんをデートに誘えませんでした。 結局デートに行けたのは最終登校日の前日の日曜日、デートして楽しませといて次の日さよならってあんた……。

で、最終登校日に弥生ちゃんに転校するのを伝えて(それまで誰にも言わずにずっと隠してました)告白しました。 ギャルゲーの最後の告白シーンはやっぱりいいですね。感情移入すればするほどこみあげてくるものがあります。

主人公は1年後必ずこの町に帰ってくると約束し、弥生ちゃんとさよならして終了です。

総評

プレイし終わった感想、とにかく罪悪感がすごい。 ストーリーや話の流れはすごく秀逸なんですが、頼むから転校する事を早く言ってくれ!

感情移入しやすい自分は、弥生ちゃんと仲良くなればなるほど弥生ちゃんに申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。まぁなかなか言い出せない主人公の気持ちもわかるんですけど。そして言っちゃうとゲームにならないこともわかってるんですけどね笑

全体的にはごくごく平凡なギャルゲーです。が、1996年に発売されたと考えるとクオリティ的にはかなり高い作品だと思います。

CGは古いけど、綺麗だしよく動きます。当時のゲームだと動くってだけでかなりすごいと思います。テンポもいいし、キャラの一人一人が個性的でプレイしてて楽しかったです。

ただ、もう1回やるかと言われると、女の子に対していたたまれない気持ちになるのでやりたくないかなぁ笑

……といいつつ、結局この後2をやるんですけどね。なんだかんだ好きになってました笑 いやー、よくできてるわ。

トゥルーラブストーリー2

前作同様のプロット

1999年に発売された、トゥルーラブストーリーシリーズ第2作目です。

前作と同じく、高校2年生の主人公が転校までの1か月間を有意義に過ごすために女の子と仲よくなりまくるギャルゲー。

細かい設定も前作とほとんど同じです。そして例のごとく、主人公は転校することを直前までクラスメイトには言いません。前回も言ったけどこれが辛いんですマジで。

相変わらずのヒロイン数

今回はヒロインは10人、そのうち季節限定が6人、前作と比べると少し増えました。

自分は主人公と同じクラスの転校生、沢田璃未ちゃんを攻略しました。一目で、あっこの子がいい!仲良くなりたい!と即決でした。

璃未ちゃんは父親の仕事の都合で、今までの学生生活で10回以上転校しています。転校しすぎ! そして、物語が進むにつれ主人公と仲良くなり、好きになっていきます。

主人公と離れたくないので当然もう転校したくありません。で、結局璃未ちゃんは、卒業までこの高校にいれることになりました。

めちゃめちゃ喜んでいる璃未ちゃん、でもその数日後、主人公は璃未ちゃんに転校することを伝えます笑 なんてひどい、もう僕は耐えられません。二度とこのシリーズはプレイしません(嘘)。

んで前作と同じで、1年後またこの町に戻ってくることを約束し、ゲームは終了します。

クールキャラな璃未さん(ただし序盤だけ)

璃未ちゃん最初はめちゃめちゃ冷たくて、なかなか心を開かない系のキャラかなと思ったら、物語中盤にさしかかるぐらいで既に主人公にメロメロでした笑

個人的にはもうちょいクールなキャラを引っ張ってもいいのにと感じましたが、この辺も昔のギャルゲーと今のギャルゲーで少し感覚が違うのかもしれません。

前作に比べて操作面などの細かい所がしっかりとブラッシュアップされており、ストレスフリーでプレイすることができました。また、キャラのCGもかなり綺麗になっており、スタッフの気合の入れ具合が伝わってきましたね。次は3を……いやもう絶対プレイしない。絶対に(嘘)。

まとめ

有名なシリーズものを2作品お届けしました。ある意味、このようなギャルゲーの黎明期だったあの頃。思い返せば、このような作品が多かったですね。

素敵な作品はまだまだあると思いますので、続けていきたいと思います。