アイドルマスターとナムコ中野店

アイドルマスター。 2020年に15周年を迎えたこのコンテンツについては、今更説明する必要もないでしょう。 多数の派生作品が登場したアイマスですが、元々のはじまりはアーケードゲームでした。 アーケードゲームが話題になり、実際にライブが開催され、そして今の一大コンテンツへと成長していくことになりました。

そんなアーケード版アイマス、通称アケマスの聖地といえば、東京は中野にあるゲームセンター「ナムコ中野店」さんです。 稼働前ロケテストなどのイベントが開催された場所であり、今でもフィギュアや関連商品、交流ノートなどが置いてあります。

img1

(令和2年時点では)めっきり稼働しているアケマスは減ってしまいましたが、この店舗ではまだ2台のアケマスが稼働中。 「訪れてみたい日本のアニメ聖地88」にも選出されている場所なのです。

以前、まだ世の中が静かだった頃、このナムコ中野店付近へ赴くことがありましたので、アケマスを思う存分プレイしてみようと思いつきました。 本記事はそのプレイバックとなります。

※プレイ後に思い出しながら書いているため、細部が間違っているかもしれません。

プロデュース、開始

プロデュースするアイドルは……

ということで早速、プロデュースを開始。プロデューサーカードも持っていない初回プレイなので、選択できるのはソロユニットのみとなります。当然、引継ぎアイテム等もありません。初期状態です。

なお、アーケード版は初プレイです。箱版やSPなどはうろ覚えのプレイ経験がありますが、果たしてどこまで通用するか。

アーケード版アイマスは、765プロの9人からプロデュースアイドルを選択します。いわゆる「765プロオールスターズ」の初期メンバー。アーケードでは美希・響・貴音はまだ未参加、亜美と真美はふたりでひとりのアイドルとなっていますね。

……ここはやはり、我らが永遠のセンター、天海春香さんを選択しましょう。アニメ版、特に劇場版ではまさに「トップアイドル」を体現するような素晴らしき成長を遂げた彼女ですが、この世界ではまだデビュー前の女の子。まあ、それは毎度シリーズが始まる度に初期化される彼女達の宿命ではありますが。

さて、彼女を令和のトップアイドルへ導くことはできるのでしょうか。

いざ、アーケード筐体へ。

img2

プロデュース目標

春香をプロデュースするからには、目標は当然トゥルー(ベスト)エンドです。しかしトゥルーエンド、結構条件が厳しいんですよね。

トゥルーエンドとするには(確か)下記の条件を満たす必要があります。

  • 途中で引退せず、最後(62週)までプロデュースする。これは当然。
  • アイドルランクをAまたはSにする。(Bでもよかった?)
  • 最後の引退コンサートをドームで行い成功させる。

まず1点目。アケマスは途中何回かチェックポイントのようなものがあり、一定のランクに到達していないとその時点で活動終了となってしまいます。 アイドルって厳しい。いや、厳しいのは高木社長か? ……まあ、これは他項目を達成するためには必須なので、考えるまでもないですね。

問題は2点目、アイドルランクA以上への到達です。アイドルランクAの条件は「ファン100万人以上+特殊オーディション6種類(各種MASTERと他3種)合格」。また、ランクSは「ファン150万人以上+特殊オーディション全て合格」となります。

アケマスは基本的に「レッスンを重ねてステータスアップ、オーディションに合格しファンを増やす」を繰り返すことになります。

この目標ファン数も結構厳しいですし、特殊オーディションも簡単に勝てるものではありません。どのタイミングで特殊オーディションに挑戦するかがポイントになりますね。

なお、3点目については大して問題ではありません。引退コンサートの成否は最終的なステータス(イメージレベル)と思い出アピールの成功率に影響される(はず)ですが、Sランクかつコミュをそれなりに成功させていれば失敗することはない……はず。

プロデュース活動(序盤)

序盤の目的

アケマスでは定期的にオーディションを受けないとペナルティがあるので、基本的に4週を1セットとして「レッスン×3→オーディション」を繰り返すような形となります。

まず、最初の目的は「特殊オーディション:ルーキーズ」の勝利。これは13週までに受ける必要があり、逃してしまうとその時点でSランク達成は不可となります。

さらに、「特殊オーディション:TOP×TOP」はオーディション不敗でないと受けれないので、少なくともこれを取るまでは不敗でいる必要があります。アイドルの世界はなんとも厳しい。

ルーキーズ勝利を目指して

とりあえずは上記の通り、レッスンを行いつつオーディションに参加。既にアケマスはオンラインが終了して完全オフラインということもあり、オーディションの相手はすべてCPU。CPUは対人戦と比べて難易度が低いので、比較的楽に勝つことができます。

初期能力は決して高くない春香さん。しかし前向きな姿勢と扱いやすい性格で、無難にレッスンとコミュを重ねていきます。今回はソロ活動、しかも初期装備ですから、春香さんの純粋な能力勝負となります。

……しかし、アケマスはレッスンが結構難しい。レッスン内容にもよるのですが、慣れるまではグッドが限界。すまん春香、プロデューサーの指導力不足だ……。

そんな春香さんでしたが、序盤のオーディションは問題なく勝利。2回目のオーディションでEランク。さて、次のオーディションで「ルーキーズ」を受けることになります。

とは言うものの「ルーキーズ」の難易度はそこまで高くありません。CPU相手ということもあり、それなりにレッスンも実践も重ねた春香とプロデューサーは、無事にルーキーズを勝利することができました。

オーディションに悩む新米プロデューサー

大して強くないCPU相手ですので、基本的には全てスターを取れるよう狙っていきます。流行1位は確実に、3位は様子見しつつ最悪落とすかも、ってくらいのバランスでしょうか。

思い出アピールは使いどころが難しいですが、深く考えないのであればラウンドの最初にでも使って構わないでしょう。本当は戦略的に色々な使い方をできるのでしょうが、残念ながらそこまでの知識は持ち合わせていませんでした。すまん春香。

場合によっては審査員を帰らせる戦法も有効ですが、これも積極的には使いません。しいて言えば、明らかに帰りそうだと判断した場合はそれ以上アピールをしない、というくらいでしょうか。それで帰らななかったら悲惨ですけど。

春香、快進撃

「ルーキーズ」に勝利した春香さんは、その後も無敗のままオーディション勝利を重ねていきます。レッスンによりイメージレベルも順調に上昇し、低ランクオーディションであれば危なげなく勝利できるレベルへ。

レッスンは相変わらずグッドが精一杯ですが、なんとかステータスもそれなりに上がっているようです。後は楽曲補正と衣装でなんとか。なお、Sランクを目指すにはボーカル・ダンス・ビジュアルそれぞれの特化オーディションに合格しなければいけないので、バランス型で育成していきます。

曲変更を挟みつつ、レッスンとオーディションを繰り返す日々。……そういえば春香さんの楽曲は、1曲目「太陽のジェラシー」、2曲目「THE IDOLM@STER」を選択しています。太陽のジェラシーは春香の持ち歌ですし、歌マスはやはり使いたい。3曲目はまだ未定です。

こうして、20週を迎える頃には、Dランク(ファン数10万人)となることができました。しかし、まだまだアイドル道は長い。

そんなプロデューサー達を励ますかのように、アイマス筐体の横には765プロオールスターズのフィギュアが設置。それにしても出来が良い。

img3

右下にあるプレートは、かつて設置されていた筐体の一部。如月千早役の今井麻美さんのサインですね。

……長くなったので次の記事へ。