Steamで話題沸騰中のオープンワールドなクラフトサバイバルゲーム

発売から2週間、人気を博しているゲーム

2021年の2月上旬に早期アクセスリリースされました「Valheim」。初週から販売100万本を超えるなど、非常に勢いのある作品です。

マインクラフトをはじめ、いわゆるサンドボックス(箱庭)ゲームは多数リリースされていますが、本作の特徴は「北欧バイキング風のダークな世界観」でしょうか。

ゲーム紹介

前述のとおり、いかにも洋ゲーらしい世界観が魅力の本作。グラフィックはPS2後期あたりを彷彿とするレベルですが、その分データ容量は少なく、スペックもそこまで必要としません。

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さらに、これまたサンドボックスのオープンワールドらしく、チュートリアルは本当に必要最低限で、突然世界に放り出されて生活することになります。

最初は石を拾い木を倒し、小さな拠点を作り装備を整え、新たな素材を求めて旅をしていく……。ダークな世界観をベースに手探りで進めていくこの形式、サンドボックス系作品が好きな方には大ヒットではないでしょうか。

マルチプレイにも対応

このゲームはマルチプレイに対応しており、ひとつの世界で協力しながらゲームを進行することができます。 環境構成としては、誰かが代表してサーバを立て、そこへ参加者がアクセスするような形式です。

サーバはWindows/Linuxで動作するようです。専用サーバでもいいですし、ローカル(クライアントと同居)でも大丈夫。 有志の方々によりローカルやクラウド上でのサーバの作成方法が公開されていますので、詳細は割愛します。

なお、我々は2人のマルチプレイで進めています。

いざValheimの世界へ

まずは拠点を作成

さて、ここからがようやくプレイ感想記となります。

せっかく「熊本紹介サイト」でプレイ記事を書きますので、ゲーム内の世界を「未開の土地・熊本」と見立て、切り開いていくことにしましょう。

まず最初は石や木など、簡単に入手できる素材を集めていきます。「作業台」を作成することで建物が建築可能になるので、小さな拠点(第一熊本基地と命名)を作成します。

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マイクラのように野ざらしのベッドでは眠れないため、最低限ベッドには屋根が必要なようです。それも結構ガバガバ判定ですが。

このゲーム、イノシシやゴブリンなどの襲撃、木こり作業時に丸太に潰される室内で焚火をして酸欠、など様々な死因がプレイヤーを襲います。 現場猫のごとく安全確認を怠ると死に直結しますので、作業時はくれぐれも注意しましょう。

このように、特に序盤は頻繁に死ぬことになるため、リスポーン地点を確保するため拠点作りは非常に重要です。

探索を続けつつ武器作りへ

ある程度慣れてきたタイミングで、当面のやるべき目標が見えてきます。

  1. ボスと戦うには鹿の素材を捧げる必要がある
  2. 鹿を倒すには弓があると便利
  3. 弓を作るにはイノシシの素材が必要
  4. イノシシを倒すための近接装備が必要

このように、目標を達成するための目標を決めていき、段階を踏んで進めていくことになります。

しかし鹿やイノシシを倒すことすら最初は難しく、苦戦を強いられます。というかイノシシが強い、マジで。 野生動物を狩るというのは非常に厳しい、という基本的なことを実感しつつ、素材集めに精を出すのでした。

さて、そんなこんなで拠点を作りながら放浪を続け、ようやく装備も最低限整えました。 ボスと戦う準備もできましたので、早速戦ってみることにします。どうせデスペナルティも少ないですし、ダメ元で。

……という安易な考えが、地獄の結果をもたらすことになるのでした。

最初のボス、強すぎる問題

地獄の始まり

ボスと戦うには、祭壇に供物を捧げる必要があります。早速準備して、いざボス戦へ。

……一応装備品は整えてきたのですが、想像以上のボスは強く、瞬殺されてしまいました。うーん、どうしたものか。

仕方ないのでもう少し素材集めをして戦力増備を……と思っていたら、なんということでしょう。ボスは祭壇から出歩き、周囲を闊歩しているじゃあないですか。

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どうやらボスは一度召喚すると消えることはなく、さらに祭壇周りを歩き回り、プレイヤーが近づくと襲い掛かってくるようです。しかも逃げてもひたすら追ってくる。

熊本の土地は、殺戮モンスターが徘徊する非常に恐ろしい土地へと姿を変えてしまいました。 我々はとんでもない化物を呼び覚ましてしまったのか……?

討伐作戦、計画

これではおちおち素材集めもできないので、早急にボスを倒す必要が生じてしまいました。どうしてこんなことに。

一応、ボスの動きは数パターンしかないので、回避しつつ攻撃をすることはできます。攻撃に当たるとほぼ即死ですが。

食料(HP増加)が充実していればまだマシですが、それも心許ない数しかありません。あらためて準備不足を痛感します。

そうすると、もはや作戦として考えられるのはひとつ。「近くに拠点を作り、捨て身で攻撃。死んだら速やかに復帰し、戦場へ戻る」というもの。

これまたバスク大佐も真っ青な非人道的行為にも思えますが、仕方ないのでこの作戦で進めることにします。まるでゾンビ映画のようだ。

熊本第一基地の近くに見晴らしの良い平原があったので、ボスをここまでおびき寄せて戦うことに。果たして勝てるのでしょうか。

決戦、第一熊本基地

案の定、ボスとの決戦は凄惨なものとなりました。 幸い2人でプレイしていたこともあり、どちらかが死に戻りしている間はもう片方が引き付ける、ということを繰り返し、ボスを逃がさないことには成功。

ボスは火力が非常に高いものの、攻撃に隙があるので、チマチマと攻撃を重ねていきます。たまにラグによる理不尽判定で死んだりもしますが、それは御愛嬌。

弓で狙撃してみたり、手斧で背後から攻撃してみたりと、様々な攻撃を試してみます。遠距離攻撃が痛いので、基本的に正面に立たないようにしつつ、範囲攻撃のモーションが見えたら下がる、というスタンスです。

何回も死につつ、徐々に体力を削り、最終的にはなんとか討伐することができました。これで平和な熊本が再び。

広がる世界

ボスを倒したことで、新たなマップで新たな素材が採取できるようになりました。これでまた文明レベルを向上させることができます。

まだこの段階では原始人レベルの生活ですが、ここから段々と文化レベルが上がっていくのかと思います。やっぱり新素材を求める過程というのがサンドボックスゲームの醍醐味ですね。

新たな土地へ赴くにあたり、また探索拠点を建設しておきます。さて、ここからがまた新しいステージ。何が待ち受けているのでしょうか。

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まとめ

いやあ、本当に面白い。ソロだと素材集めもモンスター討伐も難しそうですが、マルチなら程よい難易度で遊ぶことができ良い感じです。

このダークな世界観も、理不尽な物事が多いこのゲームにマッチしており面白いところ。意外と戦闘はアクション性や戦略性があったりもして、やりごたえがあります。

このゲームは早期アクセス版ですが、今のところほとんどバグらしいバグには遭遇していません。まだまだやり尽くしていませんが、今後のアップデートにも期待です。