夏休み直前、ていぼう部

今週からアニメ放送も始まり、盛り上がっております「放課後ていぼう日誌」。熊本は芦北を舞台としており、今夏は来客(巡礼者)も増えるかもしれませんね。

芦北町の観光協会でも「放課後ていぼう日誌」が取り上げられていたりしますが、舞台巡礼の最重要注意点は『マナー』です。来訪時は十分に注意し、相互に楽しい巡礼ライフを送りましょう。

で、第5巻ではいよいよ夏本番となり、夏休みに向けた準備を進めていくことになります。夏休みに計画されたとあるイベントの前哨戦として、今回ていぼう部が立ち向かうのは無人島。果たして陽渚は、無事に無人島生活を楽しむことができるのでしょうか。……日帰りですけどね。

陽渚のキス釣り

4巻では陽渚だけ釣ることができなかったキス。5巻ではそのリベンジから始まります。自分で考え、実行し、さらにその結果から考えるという、釣りに対するアクティブさも成長してきた陽渚。その成果もあり、無事にキスを釣り上げることができました。

©小坂泰之/秋田書店

また、さりげない夏海のアシストも注目どころ。4巻感想記事でも触れましたが、夏海は意外と(失礼?)陽渚や周囲への気遣いが多く見受けられます。いい娘だなぁ。

夏海と陽渚

回想として触れられるフェルト人形作り。中間テスト後ということで、時系列的には3巻の途中、6月あたりでしょうか。まだ梅雨のころ。

なんやかんやで手作りのフェルト手芸を楽しむ陽渚ですが、部活と趣味の割り切りはできているようです。手芸は楽しいけど部活も楽しい、ということでしょうね。

夏海と同じように興味を持つ大野先輩、一方で別の視点から興味を持つ黒岩先輩と、部員の反応も想像通りでした。

無人島ツアー

ていぼう部恒例という、日帰りでの無人島釣りツアー。近場の場所とはいえ、無人島ということでテンションの上がる陽渚と夏海。早朝出発というのも非日常感があって良いですね。

ていぼう部は相変わらずマイペースで、各自釣りをしたり料理をしたりと、楽しそうに騒いでいます。アカエイというイレギュラーにも対応できる先輩二人は流石の手腕。さやか先生もしっかり教師らしい一面も見られました。

©小坂泰之/秋田書店

また、今回も色々な釣り手法を学んでいますね。「フィッシュイーター(小魚を使い釣る魚)」って直訳ですがなんとなく格好いい気がします。お料理も絶好調で、大野先輩が再びの大活躍。アカエイ料理できるって凄いなぁ。さすが魚屋の娘。

さて、様々な釣りの経験を経て、陽渚はこれから待ち受けるであろう夏休みの一大イベントに対して十分なレベルに成長したのでしょうか。さてさて、夏休みにはどんなイベントがあるのやら。

5巻のポイント

時系列

4巻から続き、7月の中旬のお話となります。キス釣りが7月中頃、フェルト作りもおそらくそのすぐ後かと。

無人島へ行ったのは海の日ということですから、7月の第3月曜日です。この前の金曜日が期末テスト最終日だったようですので、7月2週目が期末テスト週間だったのでしょう。……そうすると、キス釣りは7月1週目だったのかも。

また、回想で語られた陽渚・夏海によるフェルト作りin陽渚宅は、中間テスト明けですので6月の中旬と思われます。

5巻の釣果

釣果としては、4巻から跨いでようやく陽渚が釣り上げたキス、無人島でのアジゴ、大野先輩が釣り上げたキジハタ、野生児夏海が捕獲したマダコ、そしてアカエイ。大物も増えてきましたね。

陽渚が釣りに慣れてきたこと、無人島まで遠征したこともあり、新たな魚との出会いがありました。夏休みは更に遠征するとのことですが、それはまたのお楽しみに。

まとめ

無人島釣りツアーというイベントを経て、さらに成長した陽渚とていぼう部。これから夏休みということで、更なるイベントが待ち受けているようです。陽渚は夏休みで何を体験し、成長できるのでしょうか。

……そういえば、アニメではどの辺りまで描かれるのでしょうか。夏の海の描写はとても綺麗に映えると思いますが、いかがでしょう。今回無理なら、ぜひ二期で……。