ていぼう部の夏休み

熊本舞台のJK釣り漫画「放課後ていぼう日誌」。アニメも無事終了しましたが、舞台の芦北ではラッピング電車も開始されるなど、ますます期待の本作。もう7巻なんですねぇ。

7巻はついに合宿が開始。ていぼう部恒例というこの合宿、待ち受けるものとは。

合宿前の買い出し

8月1日、合宿の2日前。補修したルアー等々をフリマで売った儲けを得た面々は、翌2日(合宿1日前)に必要なものを買い出しに。

前回のバイト代もあり、結構な金額を手にしてはしゃぐ陽渚と夏海。わかる、高校生には貴重な経験でテンション上がりますよね。

入部してから数か月、色々な経験を積んできた陽渚。手持ちの釣り道具も徐々に増え、とっても楽しそうです。

合宿は部活モノのお約束ですが、ていぼう部も例外ではないようで。毎年の合宿、高校生ならではですね。

……宿題をまったくやっていないのもお約束、でしょうか。夏海が優等生でよかったね……。

伍島に向けた旅路

今回の旅路は、(実際の地名に置き換えると)自動車で芦北~長崎港、長崎港~富久江島はフェリーのようです。

芦北~長崎港まではおよそ300キロ弱、4時間程度の運転でしょうか。さやか先生、お疲れ様です……。

©小坂泰之/秋田書店

フェリーでは相変わらず大野先輩がダメージを受けていますが、一年生の様子や将来の希望もあり、徐々に克服していくことを決意した様子。黒岩部長も中々後輩をしっかり見ていらっしゃる。

5日間のサバイバル釣り合宿

まずは観光地を巡るていぼう部の面々。まあ、何はともあれ観光地に来たら観光ですよね。

©小坂泰之/秋田書店

そして合宿場所に着いたと思いきや、やはりというべきか普通の合宿ではないようで。

ひたすら釣りで食料調達を強いられる強制イベント。これが毎年恒例というのも中々凄いお話です。釣った魚と肉野菜を物々交換、というのも面白いですね。

前部長、登場

昨年までていぼう部の部長だったという湯浦しずく、ゆらさん。今回は顔見せ程度で、本格的な登場は次回以降になるようです。

バイト先のおばさん、合宿先の方々など、サブキャラクターも充実してきましたね。

©小坂泰之/秋田書店

さすが前部長なだけあり、黒岩部長の扱いもお手の物。こういう知らない一面や人間関係、今後も描かれていくことに期待です。

7巻のポイント

作中の地名

今回は移動シーンも多く、地名がいくつも登場しました。また、九州各県の漢字も判明。

高速の道中に寄っていたのは、「北熊本SA(上り)」。建物や看板の配置、佐世保バーガーまでそのまんまです。

そのコマの下、看板一つ目は鳥栖JCTの熊本側にある看板。これも漢字を変えているだけで、そのままですね。

さらにその下、看板二つ目は一気に長崎まで行き、長崎港のすぐ近くにある国道499号と202号が合流する交差点になります。大波止駅のすぐ前となります。

その後、島に着いてからですと、観光した教会は「カトリック堂崎天主堂」。りんご石もすぐ近くです。

合宿の舞台となった荒沢漁港のモデルは、カバー裏でも好評されていました「荒川漁港」。

時系列

6巻からの続きであり、バイトが終わった後の8月1日はフリマ参加、2日は買い物。そして3日から合宿が開始となりました。

陽渚は2日の夜に夏海の家に泊まり込み宿題、そこから直接合宿に出発したようです。

合宿では現地観光後、荒沢漁港の「民宿・こみや」へ。合宿最初の夜、釣りを開始するまでが7巻で描かれました。

7巻の釣果

7巻では合宿準備~移動となりましたので、ていぼう部の釣りはゼロ件。その代わり、黒岩部長とさやか先生のゴンズイ釣りが描かれました。

そっと触れられた、黒岩部長の事情がありそうな家庭事情も気になるところ。

まとめ

さて、いよいよ始まりました合宿編。前部長の登場、黒岩部長の進路、大野先輩の覚悟など、様々な点が深掘りされていきました。

それにしても、本当に現地に行きたくなる漫画ですねぇ。芦北が落ち着いた頃、訪問したいと思います。