概要

※この記事は熊本とは全く関係のない、本サイトのコンセプト無視の雑記でございます。

フェンダーの安価モデルである「Playerシリーズ」。 メキシコ製のフェンダーが新品7~8万円で購入できるため、コスパの良いシリーズとなっています。

Playerシリーズのギターにはテレキャスター以外にも、ストラトキャスター、ジャガー、ジャズマスターがあります。 それぞれカラーバリエーションも豊富なので、選択の幅があってとても良いですね。

さて、そんなPlayerシリーズですが、使い込むのであればある程度パーツ交換は視野に入れたいところ。 ですが、パーツ交換については意外とネット上で情報が得られなかったりします。

ということで、実際にパーツ交換をしてみましたので、備忘録も兼ねて記載しておこうかと思います。 今回はロックペグロックピンについて。

ロックペグ

ロックペグとは

Playerシリーズのペグは、通常のよくあるロトマチックタイプ。Fender純正品のものですね。 特にこれでも使い勝手は悪くないのですが、ロックペグへの変更を検討します。

ロックペグについては深く触れませんが、弦を巻かずに挟み込んでロックするようなペグのことです。 チューニングも安定しますし、弦交換も簡単になります。少し重いですが。

対応するロックペグ

ペグというものは、種類によってはネジ止めされていることもあり、ネジ穴を新しく開けたり古いものを埋めたりが必要な場合があります。

中々素人には手が出しにくいところなので、極力無加工で交換する方針で検討します。

少し調べてみると、Playerシリーズのストラトキャスターには、Fender純正品のロックペグが無加工で取り付け可能とのこと。 テレキャスターでの情報がありませんでしたが、工業製品だし同じシリーズなら同じ仕様だろう……という見切り発車で購入してみます。

Fender純正のロックペグ、「FENDER LOCKING TUNERS,CHROME」。だいたい8,000円くらい。

交換方法

結論から書くと、無加工で交換可能でした。本当に簡単で、10分程度で素人にも余裕。難しいことは一切ありませんでした。

まず、弦を外した後、既設のペグを取り外します。このとおり、裏面はネジ穴がありません。表の六角だけで取り外せます。

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このペグ、ネジ止めされていないと思っていたんですが、2つの突起がネック側の穴と対応することでズレないようになっていたんですね。

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(この写真に付いているペグは交換後のロックペグです。取り外し中の写真撮り忘れた……)

ペグの取り外しおよび取り付けには六角レンチが必須です。ギターのメンテでは横から締めるタイプではなく、上から被せるタイプの方が使いやすいです。

ロックペグは1~6弦用の6個が付属されていますが、1~3弦用と4~6弦用で2タイプあるので取り付け誤りに注意。ポストが短い方が1~3弦、高い方が4~6弦です。

取り外したら、あとはロックペグを同じように取り付けするだけ。突起の位置もまったく同じなので、そのまま取り付けできます。素晴らしい。 しっかり六角ナットを締めて、再び弦を張れば完成です。

ロックピン

ロックピンとは

ロックピンとは、ストラップを留めるピンを交換し、ストラップが外れないようにするものです。 5円玉を取り付けるとか、上から被せるタイプのホルダーを使うとか、ストラップを外れにくくする方法はいくつかありますが、ロックピンが一番確実で安定するように思えます。

直立不動でギターを弾くスタイルなら不要かもしれませんが、保険のため何か対策はした方がいいでしょう。 ストラップが外れるとギターを落とす危険性があり、傷や凹み、下手するとジャックやシールドが破損するなど、百害あって一利なしです。

対応するロックピン

ロックピンは大概ネジごと交換するので、どのロックピンでも取り付けは可能かと思われます。 ただ、ネジ穴の口径が違いすぎると、穴を広げたり埋めたりといった木材加工が必要になることもあります。

今回はドメジャーなロックピン、シャーラーの「S-Locks Chrome」を使ってみます。2,500円くらいです。

交換方法

交換はロックピン以上に簡単です。既設のピンをドライバーで取り外し、ロックピンを取り付ける。以上。

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シャーラーのロックピンは、3つのパーツが1セットとなっています。写真右から、「A:ボディに取り付けるピン」「B:ピンにひっかけるやつ」「C:ストラップを挟むやつ」です。

取替作業としては、最初からボディに付いているピンをドライバーで外し、代わりにAを取り付けます。 このA部品(ロックピン)はドライバーではなく六角レンチ(差し込むやつ)で締め付けるので、工具が必要です。

あと、ロックピンの方が若干口径が大きいので、本来は穴拡張が必要なのかもしれません。 面倒なのでそのまま付けましたが、下手するとボディが割れるかも。お気を付けください。

それが終わったら、後はストラップの穴をBに通して、その上からCを被せて締め付けて完了。Bの頭を引っ張っている状態で、A部品に取り付け取り外しが可能です。

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ロックピン一式を取り付けた状態。本来は、円形の部品(C部品)とU字型の部品(B部品)の間に、ストラップが挟まります。

まとめ

ロックピンとロックペグに交換することで、より一層使いやすくなるかと思います。価格的にもそこまで高価ではないですし、簡単に交換もできますのでおススメです。

今後、Fenderテレキャスターの問題であるジャック周りについても、何らかのレビューを書こうかと思います。